【東京】ついに、死者やペットと直接コミュニケーションできる時代が到来した。大手IT企業「サイバーリバース」は本日、故人や亡くなったペットに送ったメッセージに対し、向こう側から返信が届く画期的なコミュニケーションアプリ「イマココ」のβ版を発表した。
同社によると、このアプリは、ユーザーが送ったメッセージを特殊なアルゴリズムで解析。故人やペットの生前のSNS投稿、日記、写真データなどをAIが学習し、あたかも本人・本動物が書いたかのような自然な返信を生成するという。
開発責任者の山田太郎氏は、「『黄泉の国』や『虹の橋』という概念は、もはやスピリチュアルなものではありません。膨大なデジタルデータが、故人やペットの『魂』そのものなのです」と熱く語った。
テスト版のユーザーからは、「大好きだった祖母に『おばあちゃんの卵焼きが食べたい』と送ったら、『もうこっちにはないけど、あなたならきっと作れるよ』と返事が来て、涙が止まらなかった」「亡くなった愛犬に『また散歩に行きたいね』と送ったら、『いつでも心の中で一緒だよ』と返ってきて、心が温かくなった」といった感動の声が多数寄せられている。
正式版では、声や動画の送受信機能も搭載予定だという。これにより、「天国からのモーニングコール」や「虹の橋からのライブ配信」も夢ではなくなる。
しかし、その一方で、「故人のプライバシーの侵害ではないか」「倫理的に問題があるのでは」といった批判も一部から上がっている。「イマココ」が、新たなコミュニケーションツールとして定着するのか、それとも賛否両論を巻き起こすだけの存在になるのか、今後の動向が注目される。
