📻 【鬼殺隊ラジオ】特別編:『豊田市出張版・愛と車と紅葉のデート日和』

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

コラボ企画

この記事は約 6 分で読めます。

鬼殺隊ラジオ形式で、お送りいたします。

時代設定: 現代パロディではなく、隊士たちがそのままの姿で現代で公開録音をしているという「キメツ学園」的なゆるい時空設定です。

【出演者】

  • 胡蝶しのぶ(メインパーソナリティ・進行役)
  • 甘露寺蜜璃(ゲスト・テンション高め)
  • 伊黒小芭内(ゲスト・甘露寺以外には塩対応)
  • 冨岡義勇(ゲスト・なぜ呼ばれたか分かっていない)

オープニング

(SE: 軽快な和風のラジオジングル)

胡蝶: 「リスナーの皆様、ごきげんよう。蟲柱の胡蝶しのぶです。本日は特別企画、『鬼殺隊・秋の行楽デート in 豊田市』と題しまして、愛知県豊田市から公開録音でお届けしています。……さて、なぜかこのメンバーなんですが。」

甘露寺: 「きゃあーっ! しのぶちゃん、見て見て! すごいわ豊田市! 緑がいっぱいだし、道行く車がみんなピカピカしてて素敵ねぇ! まさにドライブデートの聖地って感じ!」

伊黒: 「(デレデレ声で)ああ、そうだな甘露寺。君の髪色のほうが美しいが……しかし、なぜ俺たちの大事な時間に、陰気なのが二人も混ざっているんだ。(冨岡を睨む)」

冨岡: 「……俺は、胡蝶に来いと言われたから来ただけだ。」

胡蝶: 「あら、冨岡さん。私は『誰も一緒に行ってくれないなら、頭数合わせに来てもいいですよ』と誘っただけですけれど? まぁいいでしょう。今日は『クルマのまち』としても有名なここ豊田市で、ダブルデート風に巡っていきますよ。」

【スポット1:トヨタ会館(クルマの展示)】

甘露寺: 「わあ〜っ! カッコいい車がいっぱい! ねぇ伊黒さん、この赤いスポーツカー、すっごく速そう!」

伊黒: 「……甘露寺が乗りたいなら、今すぐこの会館ごと買い取ってやってもいい。」

胡蝶: 「伊黒さん、お給金の使い方が極端すぎます。……ところで冨岡さん、さっきからエンジンの展示の前で微動だにしませんけど、楽しいですか?」

冨岡: 「……このピストン、水の呼吸の型に似ている。」

胡蝶: 「似てませんよ。あと、冨岡さんはドライブデートとか興味ないんですか? 助手席に乗せてくれる相手がいればの話ですけど。」

冨岡: 「……俺は運転免許を持っていない。だが、俺は嫌われていないから、誰かが乗せてくれるはずだ。」

伊黒: 「(小声で)ネチネチ……誰が乗せるか。荷台でもお断りだ。」

【スポット2:香嵐渓(こうらんけい・紅葉の名所)】

(SE: 川のせせらぎと鳥の声)

甘露寺: 「うわぁ〜っ♡ 見て伊黒さん! まだ少し早いけど、紅葉がとっても綺麗! 巴川(ともえがわ)の水面もキラキラしてるわ!」

伊黒: 「ああ……君の笑顔の方が輝いているよ、甘露寺。……おい冨岡、甘露寺の視界に入るな。背景が台無しになる。」

冨岡: 「……ただ紅葉を見ているだけだ。」

胡蝶: 「ふふっ、香嵐渓は刀削麺(とうしょうめん)や五平餅も有名なんですよ。後で食べに行きましょうか。……あら? 冨岡さん、なぜ少し距離を取って歩いているんです?」

冨岡: 「……二人の邪魔をしてはいけないと思った。」

胡蝶: 「あら、珍しく気が利くじゃないですか。でもそんなに離れていると、『迷子の成人男性』として放送で呼び出しますよ?」

甘露寺: 「まぁまぁ伊黒さん、冨岡さんも一緒に写真を撮りましょうよ! はい、チーズ!」

伊黒: 「チッ……甘露寺が言うなら仕方ない。(写真撮影)……おい、現像したら右端だけ切り取るからな。」

【スポット3:ランチタイム(名物・五平餅)】

甘露寺: 「ん〜っ! おいしい〜っ!! この『びっくり五平餅』、わらじみたいに大きくて最高ね! お味噌の香ばしい匂いがたまらないわ! もぐもぐ!」

伊黒: 「口元にタレがついているぞ、甘露寺。(ハンカチを取り出す)……ああ、そんなに頬張って、可愛いな。」

胡蝶: 「本当にお二人は仲が良いですねぇ。見ているこちらが恥ずかしくなります。……で、冨岡さん。なぜ鮭大根がないからと言って、無言で白米だけ見つめているんですか。五平餅を食べなさい、五平餅を。」

冨岡: 「……これは、餅なのか、ご飯なのか。」

胡蝶: 「食べてみれば分かります。……はぁ、本当に手がかかる人。ほら、一本あげるから食べてみなさい。」

冨岡: 「(パクリ)……うまい。」

甘露寺: 「よかったぁ! 冨岡さんも楽しんでくれてるみたい! ねっ、伊黒さん!」

伊黒: 「……甘露寺が喜んでいるなら、俺は何も言わん。だが冨岡、次回のデートには絶対について来るなよ。」

【エンディング】

(SE: エンディングテーマ)

胡蝶: 「というわけで、豊田市デート編、いかがでしたでしょうか。自然あり、グルメあり、技術あり。素敵な場所でしたね。」

甘露寺: 「楽しかったぁ〜! 今度はみんなでトヨタスタジアムにも行ってみたいわ! ねっ、伊黒さん!」

伊黒: 「ああ、君が行きたい場所ならどこへでも。(冨岡の方を見ずに)……ただし、定員は2名までだ。」

冨岡: 「……俺は、また呼ばれれば来る。」

胡蝶: 「ふふふ、その時はまた検討しておきますね。それではリスナーの皆様、さようなら。……冨岡さん、マイクのスイッチ、切り忘れてますよ。」

(SE: フェードアウト)

おまけ

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