同席をテーマにした居酒屋「同席処（どうせきどころ）」を運営する株式会社ハッピーエンカウンターは、利用者の多様化に対応するため、この秋から全店舗で「お一人様レーン」を導入すると発表しました。
これまでの「同席ありき」のシステムを見直し、店内で一人でゆっくり過ごしたいというニーズに応えるための画期的な試みです。利用者は専用のレーンに進むことで、同席をすることなく、自分のペースで食事や飲み物を楽しめます。
この新サービスについて、同社の広報担当者は「常々、一人でゆっくり飲みたい、でも同席処の雰囲気を味わいたいというお客様からの声が多く寄せられていました。今回の試みで、同席に疲れた同席経験者はもちろん、同席に踏み出せないでいた潜在的なお客様にも、気軽に当社の店舗に足を運んでもらえることを期待しています」とコメント。
すでに一部店舗で試験導入したところ、「周りを気にせず、じっくりと相手を物色できる」「同席する気はないが、同席している人々のエネルギーを浴びて元気を充電できる」といった驚きの声が相次いでいるとのことです。
同席しないという新たな選択肢を提供することで、同席処は「人と人が出会う場所」から「人が人を観察する場所」へと、その役割を大きく変えようとしています。
