「辞める辞める詐欺」か、喜村氏の不退転の決意に党内から困惑の声
与党後進党内で、総裁の喜村一朗氏に対する「総裁降ろし」の動きが加速している。しかし、当の喜村総裁は、これまで何度も「辞める」「退く」と表明しては、結局総裁の座に居座り続けており、党内では「またか」と呆れる声が広がりつつある。
喜村総裁が最初に「辞める」と表明したのは、3年前の選挙惨敗直後だった。敗戦の責任を取る形で辞任を匂わせたものの、最終的には「党を立て直すため、身を粉にして尽くす」と宣言し、続投を表明した。
その後も、党内から様々な不祥事や政策の失敗に対する批判が噴出するたびに、「私の不徳の致すところ。辞任も辞さない」と発言するものの、その数日後には「まだ道半ばだ」と意欲を表明し、事実上撤回するというパターンが繰り返されてきた。
この一連の動きに対し、党内の若手議員は「総裁は『辞める辞める詐欺』を繰り返しているだけ。どうせまた辞めないだろう」と冷めた視線を送る。一方、総裁に近いベテラン議員は「総裁の不退転の決意を、なぜ皆理解しないのか」と擁護するが、その表情にはどこか疲労の色が見て取れる。
喜村総裁の不退転の決意は、もはや誰も止められない域に達しており、党内では「辞める」という言葉が飛び交うたびに、一種の風物詩として受け止められ始めている。このままでは、党の支持率低迷が続く中、喜村総裁の「不退転の決意」だけが、唯一の安定した政策となりかねない。後進党の明日はいかに。

