この記事は約 4 分で読めます。
【京都】京都府フットサルリーグ2部に所属する「FREYMARS」（フレイマーズ）が、来期（2026年シーズン）のリーグ戦への参加を1年間に限り見送ることを発表した。チームは解散せず、あくまで「活動休止」ではなく「人生の充電期間、および基礎工事期間」と位置づける。再来年（2027年シーズン）には、全選手が「真実の愛」を獲得した、史上最強の「充実チーム」としてリーグに復帰する予定だ。
代表を襲った「すみれ色の悟り」と決断
チーム代表兼監督の野上 恋人（のがみ・れんと）氏（30）は、来期見送りの理由を「人生における真実の愛の追求」と、改めて強調した。
「練習場近くのモニュメントで、懐かしいにおいがした。すみれの花時計を見たとき、衝撃が走りました。『恋愛中ってもっと楽しいと思ってた。好きになるのは簡単なのに輝き持続するのは、なぜこんなに困難なのか』と。このまま中途半端にボールを追いかけても、選手たちは皆、夢があるのはいいけどこんな忙しい人じゃ、肝心な『あなた』との時間を作れない」
野上代表は、フットサルにおける勝利の「輝き」は短いと指摘。「年齢が経つのは、なぜこんなに早いのだろう。アッというまにもうこんな年だし、親も年だし、あなたしかいないし。人生の基盤を固めるなら今しかない」と、フットサルを一時的に諦め、人生の真剣勝負に挑む決断を下した。
1年間限定「ガチ恋特訓」メニュー公開
FREYMARSは、この1年間を「全方位型・真実の愛追及プロジェクト」に充てる。フットサルボールは全て寄付され、代わりに「恋のパス」を磨くための奇抜な「ガチ恋特訓」が導入された。
| 特訓項目 | 実施内容 | 目的 |
| 逢いたいシミュレーション | 「今日と明日はあなたに逢えない」状況を想定した、 LINE・SNSでの適切なメッセージ送信タイミングと 頻度の練習。 | 遠距離恋愛や多忙な相手との 関係維持能力の向上。 |
| プロポーズフォーメーション | 選手全員がサプライズプロポーズの計画を立案・実行。 成功まで帰宅禁止（フィジカルトレーニングとして 夜間の街中を奔走）。 | 精神的なタフさと 目標達成能力の強化。 |
| 家族会議・戦術ボード | 戦術ボードを「相性診断チャート」に変更し、 結婚・家族計画の真剣な話し合いを実施。 | 人生戦略の具体化と、 チームメイトとの絆の深化。 |
| ゴールデン・デートウィーク | チーム練習時間を全て「デート時間」として確保。 監督から支給される特別手当（プロポーズ 予算から捻出）でロマンチックなデート実行を義務化。 最終目標は「今日も明日もあなたに逢いたい」状態の永続化。 | 恋愛におけるコミットメント （献身性）の育成。 |
再来年の復帰と「F（ファミリー）リーグ構想」
この異例の「充電期間」に対し、京都府フットサル連盟は「来期参加を見送るのは残念だが、再来年に復帰予定という点に希望を持っている」とコメント。
野上代表は「この1年間で、全選手が真実の愛を手に入れる。そして愛の輝きを持続させる術を学ぶ。2027年、我々はフットサルと人生、両方の『充実』を手にした、揺るぎない精神力を持ったチームとして戻ってくる」と力強く宣言。
最終的に、この「充実チーム」でFリーグではなく、F（ファミリー）リーグ（Family＝家族の意）の頂点を目指すという、壮大な目標を掲げている。FREYMARSの公式ユニフォームは、来期以降、再来年の復帰に向けて一時的にバラ色のタキシード型に変更される予定だ。
■フットサル情報（オマージュ・謝辞）
フレイマーズ
