💖みなとみらい✨一日限定の秘密のアクティビティ体験記🤫

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

小旅行

① 全体のお話し

今日は大好きな親友のAちゃんと、前から気になっていた横浜へ!少し前にSNSで見た、すごく「特別」な企画に参加するために、二人でワクワクしながら向かっています。最高にキュンとする体験になりますように!

② 移動中のエピソード

朝8時半、新宿駅でAちゃんと合流。二人ともちょっと寝不足気味だけど、もう気分はルンルン🎵 今日は天気が良くて、まさに小旅行日和。東横線に乗り換えて、揺られること1時間ちょっと。車内では、最近ハマっているの話や、お互いの仕事の近況報告など、話が尽きません。

「ねえ、今日の企画、本当に楽しみだよね!あの『みなとみらい・って、SNSで話題になってたけど、まさか私たちが行けるとは!」

Aちゃんがスマホでプロジェクトの特設サイトを見せてくれました。サイト自体はすごくおしゃれで洗練されてる。

「うん!私もあれ見た時、本当にびっくりした!だって、『クイーンズスクエアの屋上に期間限定で、海と空のカラーを混ぜて作られた特殊なインクで描く「空の水彩画🎨体験」ができる』なんて、ロマンチックすぎるでしょ?しかも、描いた絵は夜になったら、みなとみらいの夜景の中にみたいに浮かび上がるんだよ!」

「そうそう!参加費がちょっとお高めだったけど、あれは絶対プライスレスだよ!あの美しい夜景の中に、私たちが描いた絵が溶け込むなんて、想像しただけでエモいを通り越して感動だよね!」

この企画、SNSのインフルエンサーアカウントがこぞって取り上げていたけれど、よく見ると企画元の企業情報とかがちょっと曖昧で、「本当に存在するのかな?」とAちゃんと話したこともあったんです。でも、予約完了メールも届いたし、今日の朝、企画の担当者さんから最終確認のメッセージも来てたから、きっと大丈夫。特別な体験って、いつもちょっと秘密めいてるものだよね!

で乗り換えて、いよいよみなとみらい線へ。窓の外に海が見え始めると、テンションも最高潮!

「あ、もうすぐ着くね!この景色見ると、『横浜に来たー!』って感じがするよね」

「ほんとだ!私たち、今日一日でみなとみらいの空と海のアートの創造主になっちゃうんだもんね!なんか、すごく特別な人になった気分!」

私たちは、みなとみらい駅に着く直前、クイーンズスクエアのすぐそばにあるランドマークタワーの、空に吸い込まれていくようなシルエットを見上げて、期待に胸を膨らませました。今日一日で、私たち二人の思い出が、この街の夜空を飾るんだ。

③ メインエピソード

みなとみらい駅に降り立ち、目指すはクイーンズスクエア横浜。地上に出てすぐのところに、案内係らしい人が立っていました。私たちは予約完了のメール画面を見せました。

「あの、『海と空の境界線プロジェクト』に参加予約をしているのですが…」

案内係の人は、少し戸惑った様子で私たちを見ました。

「え…?『海と空の境界線プロジェクト』、でございますか?誠に申し訳ございません。そのような名称のイベントは、現在、クイーンズスクエア横浜では開催されておりません…」

「ええっ!?」

私たちは顔を見合わせました。まさか、予約が間違っていた?

「でも、これ、予約完了メールなんです!場所もクイーンズスクエアの屋上って書いてあって…」

私がメールを見せると、案内係の人はしばらく画面を見つめましたが、首を横に振りました。

「このメール、どうやら数日前にSNSで話題になって、即座に『企画の存在しないフェイク情報』と公式に発表されたもののようですね…。一部で、『あまりにも美しいコンセプトのため、どこかの団体が本当に実施するかも』という噂が広まっていたようですが…」

「嘘…でしょ?」

Aちゃんはショックで固まってしまいました。私も、頭が真っ白。私たちが数週間前から楽しみにしていた「特別な体験」は、ただの誰かが作った美しい虚像だった、ということ?

「ああ、でも、ご安心ください!そのフェイクニュースの話題があまりにも大きくなったため、急遽、クイーンズスクエア内のレストランで、その企画にインスパイアされたという期間限定メニューが販売されているんですよ!『偽りの企画』に参加できなかったお客様への、せめてものお詫び、という意味合いで…」

案内係の人の言葉を聞いて、私たちは二人で思わず笑ってしまいました。

「なんだ、ただのフェイクニュースだったのか〜!やられたね!」

「でも、そのフェイクに感化されて、本当にコラボメニューが出るなんて、ある意味、企画は『存在した』ってことだよね!」

フェイク情報と知って、私たちは逆にテンションが上がってしまいました。私たちは、この「フェイクニュース」のおかげで、普通にみなとみらいに来るよりも、ずっと「特別な思い出」ができた気がしました。

せっかく来たんだから、と私たちは、すぐにそのレストランへ向かいました。レストランは、窓際の席からみなとみらいの景色が一望できる、本当に素敵な場所でした。

そこで私たちは、『海と空の境界線ブレンドティー』を注文しました。

「わあ…!すごい、本当に青い!そして、上からレモンを絞ると、空の色の青いハーブティーが、夕焼けみたいなピンクに変わるんだ!」

Aちゃんが目を輝かせました。そのハーブティーは、まさに私たちがSNSで見た「空の水彩画」のイメージを再現したかのような、幻想的な色合いでした。味も、ハーブの香りが爽やかで、とっても美味しい!

私たちはそのティーを飲みながら、この「存在しないアートプロジェクト」について語り合いました。

「あの企画、本当にあったら、絶対感動しただろうね。でも、逆に、『無い』って知って飲むこのお茶も、なんかすごく意味深いよね」

「そうだね。私たち、『虚像のアート』に感動して、『現実のお茶』を飲んでるんだもん。これぞ、みなとみらいのアートな一日だね!」

私たちは、「偽りのアートプロジェクト」が私たちに連れてきてくれた、この「特別な現実」に、心から感謝しました。そして、この「ブレンドティー」の美しい写真を撮って、心の中にそっとしまっておきました。SNSには載せないけど、私たち二人の秘密の思い出です。

④ ちょっとしたサブエピソード

ブレンドティーでひと息ついた私たちは、気を取り直して散策を再開。ランドマークタワーや赤レンガ倉庫のエリアをぶらぶらし、せっかくなので、最近オープンしたというカフェに立ち寄ることにしました。

「なんか、さっきの『海と空の境界線』のブレンドティーで、私たちのアート魂に火がついちゃったね!」

「うんうん!だから、このカフェのスイーツも、なんだか『アート』に見えちゃう!」

立ち寄ったのは、ワールドポーターズの近くにある、小さなパフェ専門店。そこでは、という、ちょっと変わったパフェがありました。

「これ、すごいね!パフェの中に、『キング』と『クイーン』と『ジャック』のモチーフが入ってる!」

パフェは、横浜三塔(庁、横浜税関、開港記念会館)をイメージしたもので、チョコやクッキーでそれぞれの建物の形が再現されていました。ただ、Aちゃんが指さしたパフェは、メニューの写真と比べると、明らかに一つの「塔」が異常に巨大でした。

「あれ?これ、『(通称:)』って書いてあるけど…こんな建物、あったっけ?」

「え、私も初めて聞いた!もしかして、最近、極秘で完成した新しいランドマークなんじゃ!?」

店員さんに聞いてみると、店員さんは笑いながら教えてくれました。

「お客様、それ、実は当店のパティシエの創作(フェイク)なんです。『いつか、この横浜に、三塔を凌駕する超高層タワーが建つだろう』という夢を表現しているんですよ!ちなみに、この巨大な『スペードタワー』の部分は、中身が全部プリンになっております!」

私たちはまたもや「創作(フェイク)」に遭遇してしまい、またもや大爆笑!「スペードタワーパフェ」は、見た目のインパクトだけでなく、プリンの濃厚な甘さが絶品でした。

「私たち、今日は『フェイクニュースを引き寄せる体質』になってるのかもね!」

「間違いない!この調子だと、次に何に出会うか、楽しみになってきた!」

私たちは、そのパフェの画像をこっそり保存し、二人だけの「本日のフェイクアートコレクション」に加えました。

⑤ 帰宅するときのエピソード

すっかり日も落ち、みなとみらいの街は宝石をちりばめたような夜景に変わっていました。私たちは、名残惜しさを感じながら、再びみなとみらい線に乗って帰路につきました。

電車は、昼間の賑わいが嘘のように静かで、私たちはうとうとしながら今日一日の出来事を反芻しました。

「結局、『夜景の中に浮かび上がる空の水彩画』は見られなかったけど…」

「うん。でも、あの『海と空の境界線ブレンドティー』の、青からピンクに変わる瞬間が、私にとっての『水彩画』だった気がする」

「わかる!そして、プリンでできた『スペードタワー』も、私たちの思い出の中では、ランドマークタワーよりも巨大な存在になったかも!」

私たちは、今日一日で、「真実の美しさ」よりも、「虚像のロマン」の方が、私たちの心を動かすこともあるんだ、ということを学びました。

⑥ 全体の小旅行を通しての感想

今日の小旅行は、「偽りのアート」から始まり、「真実の感動」へと変わっていった、すごく不思議で特別な一日でした。SNSの情報が全てじゃないけれど、あのフェイクニュースが私たちをこの場所に連れてきてくれたことに感謝!
またAちゃんと、次の「秘密の旅」に出かけたいな!このみなとみらいの夜景は、いつか私たちが描いた『見えない水彩画』で飾られる日が来るかもしれない!

次なる女子旅はどこに行こうかな?

みんなに「信じられないけど、本当の話だよ!」って言いたくなるようなをシェアしたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとう!それじゃあ、またね!

■女子旅ブログ情報(オマージュ)
取材をもとに、女子二人旅という設定で書き下ろしました。

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