前代未聞の「つるみん」名字義務化、来年4月1日施行
横浜市鶴見区は本日未明、区内全域をマスコットキャラクター「つるみん」の世界観で統一する大規模な「全域つるみん化計画」を発表した。この計画の目玉は、区民全員の名字を「つるみん」に改名することを義務付けるという、前代未聞の内容だ。
鶴見区役所は声明で「長年愛されてきた『つるみん』へのさらなる愛着を醸成し、区民の一体感を高めるため、苦渋の決断ではあるが本計画に至った」と計画の趣旨を説明。来年4月1日より施行され、住民票の記載も「つるみん太郎」「つるみん花子」のように変更されるという。区役所窓口には、改名に関する特設ブースがすでに設置され、早朝から多くの区民が詰めかけている模様だ。
区民からは困惑と期待の声が混在
この発表に対し、区民からは困惑の声が上がっている。長年鶴見区に住む田中さん（仮名、今後はつるみん田中）は「まさか自分の名字が変わるとは思わなかった。職場でも『つるみんさん』と呼ばれるのかと思うと複雑な気持ちだ。それに、銀行口座や運転免許証はどうなるのか、不安でたまらない」と語った。また、商店街で八百屋を営む鈴木さん（今後はつるみん鈴木）は「『つるみん青果店』になるのかねぇ。お客様に混乱を招かないか心配だよ」と頭を抱えた。
一方で、一部の若者からは「むしろ面白い」「SNSでバズりそう」「つるみん推しとしては最高の展開！」といった肯定的な意見も聞かれる。鶴見科学技術大学に通う山田さん（今後はつるみん山田）は「サークルの名前も『つるみんダンス部』になるのかな？ ちょっとワクワクする」と笑顔を見せた。
鶴見区役所、海外からの問い合わせにも追われる
鶴見区役所は、改名に伴う混乱を避けるため、今後数ヶ月かけて説明会を実施するとしているが、国内外からの問い合わせが殺到しており、対応に追われているという。特に、世界中のメディアからは「名字がキャラクター名になるのは前例がない」として、取材依頼が殺到。区役所広報担当者は「国際社会からも注目されていることに驚いている。鶴見区が世界に名を轟かせるきっかけになれば」と語った。
なお、今回の「全域つるみん化計画」には、区内の公立学校の校歌が全て「つるみんの歌」になることや、区内の信号機の表示が全て「つるみん」の顔マークに置き換わる、といった副次的な計画も含まれている模様。鶴見区の未来は、まさに「つるみん」色に染まりそうだ。
