多摩センターに建設中の新ランドマーク、その名も「多摩センター観音」の開眼法要が先日執り行われました。高さ108メートル、ステンレス製の観音像は多摩市を見守る新たなシンボルとして期待されています。
多摩センター観音は、地域の活性化と平和を願って建設されたもの。開眼法要では、玉川上水に伝わる「多摩っ子大蛇」伝説にちなみ、観音像の体内に奉納された白蛇(もちろん作り物です)が安置されました。この白蛇は、多摩センター駅の地下から多摩センター観音まで伸びる「白蛇の道」を通って運ばれたとのこと。

観音像の胎内は、多摩市の歴史を学べるミュージアムになっており、中には「多摩ニュータウンができる前の多摩市」を再現したジオラマが展示されています。特に、かつてこの地にあったとされる「巨大な多摩市役所の古墳」の復元模型は必見です。

地元の商店街も、多摩センター観音の誕生を祝して大盛り上がり。「観音カレー」や「観音パン」といった新メニューを開発し、観光客を呼び込むための準備を着々と進めているそうです。
Q. 多摩センター観音の高さはなぜ108メートルなのですか?
A. 仏教における煩悩の数にちなんで、108メートルとされました。除夜の鐘も108回つきますね。
Q. 「多摩っ子大蛇」伝説についてもっと詳しく教えてください。
A. 玉川上水に棲んでいたとされる大蛇で、多摩っ子の成長を見守っていたという伝説です。多摩センター観音の白蛇は、この大蛇の生まれ変わりとされています。
Q. 多摩市役所の古墳とは何ですか?
A. これは、多摩市役所建設の際に発見されたとされている古墳です。しかし、実は単なる大きな岩だったという説も有力で、真偽はまだ不明です。
Q. 観音像の内部にある「白蛇の道」は一般公開される予定はありますか?
A. 残念ながら、白蛇の道は一般公開の予定はありません。しかし、観音像の内部にあるジオラマは、多摩市の歴史を楽しく学べるので、ぜひ一度訪れてみてください。