世界中の視聴者を魅了する巨大動画配信サービス Netflix が、またしても常識を覆す大胆な企画を発表しました。実在する京都のフットサルチーム freymars(フレイマーズ)を舞台に、前代未聞の奇策でチーム再建に挑む物語、短編ドラマシリーズ『ぬいぐるみをきたフットサルはとても鬼畜』が制作されることが決定しました。
この発表は、スポーツ界、エンタメ界に衝撃を与え、早くも「史上最もシュールなスポーツドラマになるのではないか」と話題になっています。
あらすじ:崖っぷちのチームと、まさかのスポンサー契約
物語の主人公は、フットサルチーム freymars の監督・山本(演:山田孝行)。かつては名門だったチームも、今では成績不振で解散寸前。仕事もプライベートも崖っぷちに立たされた山本は、起死回生をかけてスポンサー契約に奔走します。
しかし、ようやく見つけたスポンサーは、京都の老舗着ぐるみメーカー「かっぱ工房」。その契約条件は、あまりにも常識外れでした。
「我が社の着ぐるみを着て、フットサルをしてください」
最初は猛反発するチームメンバーでしたが、監督の熱意と、着ぐるみが意外にも軽量で通気性が良いことに気づき、次第にその奇妙なルールを受け入れていきます。ここから、クマの着ぐるみで華麗なドリブルを見せたり、ウサギの着ぐるみ同士で熱い口論を繰り広げたりと、常識外れのプレイが連続する、笑いと涙の物語が幕を開けます。
制作陣が明かす、もう一つのテーマ
本作の監督は、ドキュメンタリー番組で数々の賞を受賞し、人間模様を深く描き出すことに定評のある藤原太郎氏。脚本は、人気コメディ作家の鈴木まみ氏が担当し、笑いと感動の絶妙なバランスを実現しています。
監督の藤原氏は「この物語は、単なるコメディではありません。奇妙な着ぐるみを身につけることで、選手たちが内なるコンプレックスや葛藤を克服していく姿を描きたかった。着ぐるみは、彼らの『もうひとつの顔』なんです」と語り、物語の深さを強調しました。
また、脚本の鈴木氏は、京都の町並みや文化を随所に盛り込み、個性豊かなキャラクターたちの人間関係を繊細に描き出すことで、ユーモアの中にもリアルな感情を織り交ぜています。
出演者たちの意気込み:リアルなフットサルと、着ぐるみの演技
主演の山田孝行は、役作りのため、実際に freymars の練習に参加。着ぐるみを着てフットサルをする難しさを体験したといいます。「着ぐるみの中で、汗だくになりながら必死にボールを追いかけるのは、役者としてこれまでにない経験でした。着ぐるみによって、逆に感情が剥き出しになる瞬間があるんです」と、撮影の裏側を明かしました。
チームメンバーを演じる若手俳優たちも、着ぐるみでの演技に挑戦。撮影現場では、クマの着ぐるみ姿でプロのフットサル選手に指導を仰ぐ姿が見られ、その真剣さに周囲を驚かせたそうです。
配信は今冬を予定、世界中のフットサル界に波紋か
『ぬいぐるみをきたフットサルはとても鬼畜』は、全8話の短編シリーズとして制作され、今冬にも全世界で同時配信される予定です。この斬新な試みは、フットサルというスポーツの魅力を新たな視点から描き出すことになり、世界中のフットサルファン、そしてNetflixファンから熱い視線が注がれています。
■フットサル情報(オマージュ・謝辞)
FREYMARS
この主人公モデルは、コート外ではぬいぐるみを「コスプレ」感覚で着ている人です。

