【東京都】大人気アニメ『鬼裂の刃』のファンにとって、作中に登場する風景と似ていることから「聖地」として知られる都内各地の神社が、このたび前代未聞のコラボレーション企画を始動させることがわかった。複数の関係者によると、プロジェクト名は「鬼裂の杜(もり)プロジェクト」。各神社の特徴を活かし、作中の登場人物をモチーフにした限定御朱印や、特別なお守りを共同で制作する。
プロジェクトに参加するのは、主人公・釜戸炭三郎の出身地を思わせる雲取山を臨む雲取山神社(奥多摩町)、劇中で「厄除の面」をかぶる鱗滝右近次が住む狭霧山と雰囲気が似ている御嶽神社(青梅市)、そして作中の鬼裂隊の屋敷のモデルとされる旧古河庭園(北区)に隣接する古河神社(仮称)**だ。これら三社が、期間限定で手を取り合う。
今回の目玉は、各神社の境内に設置される「呼吸の柱」だ。訪れた参拝者が、それぞれの呼吸法(水の呼吸、炎の呼吸など)をイメージした水のオブジェや、燃え盛る炎を模したライトアップを体験できるという。さらに、三社を巡るスタンプラリーも開催。全てのスタンプを集めた参加者には、オリジナルデザインの「全集中の御朱印帳」が贈呈される。
また、プロジェクト期間中は、各神社が保有する由緒ある品々を、それぞれの物語に沿った形で展示する「物語の宝物展」も開催される予定だ。
関係者は「これまではそれぞれの場所で、ファンの方が個別に巡礼されていましたが、このプロジェクトを通じて、鬼裂の刃の世界観をより深く、そして楽しく体験していただきたい」と意気込みを語った。この前代未聞の取り組みは、ファンの間で大きな話題を呼ぶことは必至で、夏休み期間中の動向に注目が集まる。
■映画情報(オマージュ)
2020年10月に公開された、「鬼〇の刃」は、歴代ランキング1位を達成しました。

