📻 【鬼殺隊ラジオ】特別編:『~南国土佐で胸キュン!?高知市デート編~』

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

コラボ企画

この記事は約 7 分で読めます。

鬼殺隊ラジオ形式で、お送りいたします。

時代設定: 現代パロディではなく、隊士たちがそのままの姿で現代で公開録音をしているという「キメツ学園」的なゆるい時空設定です。

パーソナリティ:

  • 甘露寺蜜璃(メイン:高知の食べ物が楽しみで仕方ない)
  • 胡蝶しのぶ(MC:進行役兼ツッコミ)
  • 伊黒小芭内(ゲスト:甘露寺との時間を邪魔されたくない)
  • 冨岡義勇(ゲスト:なぜ自分がここにいるのか分かっていない)

オープニング

(SE: 賑やかな市場のざわめきと、波の音) (SE: 和風で軽快なオープニングBGM)

胡蝶しのぶ(以下、しのぶ): 「リスナーの皆様、こんにちは。蟲柱の胡蝶しのぶです。本日は特別企画『鬼殺隊・地方巡回』ということで、南国・高知市から公開録音をお届けします。さて、本日のメンバーですが……」

甘露寺蜜璃(以下、蜜璃): 「きゃーーっ! しのぶちゃん、見て見て! この『カツオのタタキ』、分厚くてキラキラしてて、すっごく素敵!! 早く食べたいわぁ!」

伊黒小芭内(以下、伊黒): 「甘露寺、落ち着くんだ。まだ放送は始まったばかりだぞ……(優しい声で)。だが、君がそう言うならすぐに全てのカツオを買い占めてこよう」

冨岡義勇(以下、義勇): 「…………(無言でカツオを見つめている)」

しのぶ: 「あらあら、もう自由ですね。今回は『高知市デート』というテーマでお送りするのですが……伊黒さん、冨岡さんがいることで明らかに不機嫌になるのはやめてくださいね?」

伊黒: 「フン。なぜ俺と甘露寺の大事な時間に、よりによって冨岡が混ざるんだ。空気が澱む」

義勇: 「……俺は、お館様に行けと言われたから来ただけだ」

【コーナー1:ひろめ市場で食レポ対決】

しのぶ: 「まずは高知の台所、『ひろめ市場』にやってきました。ここは相席スタイルでワイワイお酒や食事を楽しむ場所ですね。では、食レポをお願いします」

蜜璃: 「はーい! 私はやっぱり『カツオの塩タタキ』! いただきまーす! ……ん~~っ!!(咀嚼音) 皮がパリッとしてて、中はトロトロ! ニンニクチップと一緒に食べると、もう胸がドキドキしちゃう味ね! 最高~!」

伊黒: 「甘露寺が喜んでいる……それだけでこのカツオには価値があるな。俺も頂こう。……なるほど、藁焼きの香ばしさが悪くない」

しのぶ: 「いいリアクションですね。では冨岡さん、あなたも感想をどうぞ」

義勇: 「(モグモグ)…………美味い」

しのぶ: 「……それだけですか? ラジオなんですから、もう少し気の利いたコメントはできないんですか? だからみんなに嫌われるんですよ」

義勇: 「俺は嫌われてない。……このカツオは、鮭大根に匹敵する」

伊黒: 「(小声で)チッ、相変わらず会話のキャッチボールが死んでいるな……。甘露寺、あっちに『屋台餃子』もあるぞ。皮が薄くて揚げ焼きのようにパリパリらしい」

蜜璃: 「えっ、本当!? 伊黒さんすごーい! 行きましょう行きましょう!」

(蜜璃と伊黒、楽しそうに去っていく)

しのぶ: 「あら、行ってしまいましたね。冨岡さん、私たちも追いかけますよ。……そんなにカツオばかり食べてないで」

【コーナー2:高知城で歴史散歩】

(SE: 砂利道を歩く音)

しのぶ: 「続いては『高知城』です。現存天守の一つで、階段が結構急ですね」

蜜璃: 「はぁ、はぁ……けっこう高いわね! でも、上からの景色がすっごく綺麗!」

伊黒: 「足元に気をつけろ、甘露寺。転ばないように俺の手につかまるといい。(冨岡を睨みながら)おい冨岡、お前は少し離れて歩け。甘露寺の視界に入るな」

義勇: 「……俺はただ、石垣の構造を見ていただけだ。「野面積み」だな」

しのぶ: 「冨岡さん、意外と楽しんでますね。……ところで、天守閣の前で記念撮影をしましょうか。リスナープレゼント用のチェキを撮りますよー。はい、チーズ!」

(カシャッ)

蜜璃: 「わぁ、いい写真! 私と伊黒さんが真ん中で、しのぶちゃんが横で……あれ? 義勇さんは?」

しのぶ: 「冨岡さんは、石垣の影に同化して写っていませんね。さすが隠密行動が得意な水柱、気配を消すのがお上手です(笑)」

義勇: 「…………(心外そうな顔)」

【コーナー3:桂浜で愛を叫ぶ?】

(SE: ザザーン……という波の音と風の音)

しのぶ: 「最後は月の名所、『桂浜』に来ました。坂本龍馬の大きな銅像がありますね」

蜜璃: 「海だーーっ! 広くて大きいわねぇ! ねぇ伊黒さん、海風が気持ちいいわね!」

伊黒: 「ああ、そうだな。だが海風は髪が傷む。……甘露寺、俺の羽織を使うといい」

蜜璃: 「えっ、いいの? 伊黒さんの匂いがする……素敵! ありがとう!」

しのぶ: 「ふふ、お二人とも完全に二人の世界ですね。高知デート、成功と言っていいのではないでしょうか」

義勇: 「……(海を見つめながら)鮭は、いないのか」

伊黒: 「貴様、さっきから鮭のことしか考えていないのか? ここは土佐だ。空気を読めないなら海に沈めるぞ」

蜜璃: 「まぁまぁ伊黒さん! 義勇さんも、ほら、あっちで売ってる『アイスクリン』一緒に食べましょ! シャリシャリして美味しいわよ!」

義勇: 「……アイスクリン。……もらう」

しのぶ: 「甘露寺さんは本当に優しいですねぇ。冨岡さん、良かったですね。餌付けされた猫みたいですよ」

【エンディング】

しのぶ: 「さて、あっという間にお時間です。『鬼殺隊ラジオ 高知市デート編』、いかがでしたか?」

蜜璃: 「すっごく楽しかったぁ! カツオも餃子もアイスも美味しかったし、伊黒さんとたくさん歩けたし! また来たいな!」

伊黒: 「甘露寺が楽しめたなら、それが全てだ。……まあ、邪魔者(冨岡)がいた割には悪くない旅だった」

義勇: 「……高知、悪くない」

しのぶ: 「ふふ、それぞれの楽しみ方があったようですね。それではリスナーの皆様、次回の放送でお会いしましょう。お相手は胡蝶しのぶと」

蜜璃: 「甘露寺蜜璃と!」

伊黒: 「伊黒小芭内と」

義勇: 「冨岡義勇だった」

全員: 「さようなら~!!(義勇だけワンテンポ遅れる)」

(SE: フェードアウト)

おまけ

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