消費者庁は本日、悪質な過払い金請求業者による詐欺被害が後を絶たない状況を受け、全国のテレビ局に対し過払い金請求に関するCMの放送を全面的に禁止するよう要請しました。
これまで、「過払い金あります」「払いすぎた利息が戻ってくる」といったキャッチーなフレーズで多くの消費者の関心を集めていたテレビCMですが、その裏側では高額な手数料を不当に請求する、契約内容を十分に説明しないといったトラブルが頻発していました。特に、「弁護士法人」を名乗るにもかかわらず、実際には弁護士資格を持たない者が対応にあたっていたケースも確認されています。
今回の措置は、このような悪質な業者をテレビから排除し、消費者を守るための緊急的な対応です。消費者庁の担当者は、「過払い金請求は、本来は国が認めた正当な権利です。しかし、一部の悪徳業者がこれを食い物にし、多くの消費者を騙してきました。今回の措置で、騙される人が一人でも減ることを願っています」とコメントしました。
これにより、長年お茶の間を賑わせていたあのCMも、今日を境に見納めとなります。今後は、過払い金請求に関する相談は、国が推奨する公的な機関や、信頼できる地元の弁護士に直接相談することが推奨されています。
■過払い金請求情報（オマージュ）
過払い金請求をご検討のかたは、正規の弁護士事務所にご相談ください。
