車に乗ったまま煩悩を払える時代へ
川崎市川崎区の名刹・川崎大師が、現代のライフスタイルに対応すべく「厄除けドライブスルー」を開設した。参拝者は車に乗ったまま本堂前を通過し、窓越しに僧侶が読経とお祓いを行うという新スタイル。初日は約120台が列をなし、軽自動車から大型トラックまで幅広い“厄持ち”が訪れた。
「エンジン音と読経が重なると、なんだかありがたみが増す」と語るのは、川崎区在住の会社員・厄田悟(やくだ・さとる)さん。彼は通勤途中に厄除けを済ませ、「これで渋滞も乗り越えられる気がする」と笑顔を見せた。
車種別ご利益に差?
寺側によると、車種によってご利益の種類が異なるという。
- 軽自動車:交通安全・燃費向上
- SUV:家庭円満・駐車場運
- トラック:商売繁盛・荷下ろし円滑
- オープンカー:恋愛成就・風通し改善
ただし、マフラー改造車は「煩悩が強すぎるため、追加祈祷が必要」とのこと。
厄除けアプリ「DAISHI GO」も同時リリース
参拝後は専用アプリ「DAISHI GO」でご利益の進捗を確認可能。GPS連動で「厄がどこまで逃げたか」を可視化できるほか、厄が再接近した場合は通知が届く仕組み。現在、川崎駅周辺に厄が集中しているとの警告が出ており、通勤者の間で話題となっている。