【東京】駐車場の安全対策が新たな局面に突入した。先日、東京都内の大型スーパーの駐車場で、買い物客が駐車スペースに車を入れようとしたところ、突然、複数の子どもたちが「エア自転車」で猛スピードの“暴走行為”を始めたため、一時騒然となった。
目撃者によると、事件は週末の夕方に発生。駐車しようとした車の前で、5人ほどの子どもたちが、それぞれ両手をハンドルを握るかのように前に出し、足はペダルをこぐジェスチャーをしながら猛スピードで駆け抜けていったという。
「急に目の前に子どもたちが現れたので、危うく接触するかと思った。よく見たら誰も自転車に乗っていない。いや、乗っている気になっているだけだった」と、事態に直面した男性は驚きを隠せない様子で語った。
この「エア自転車」は、子どもたちの間でひそかに流行している遊びだと見られている。目撃者の証言によると、彼らは「ママチャリ」「ロードバイク」「電動アシスト」など、それぞれ車種まで設定しているといい、特に「電動アシスト」と称する子どもは、異様な加速を見せたとのことだ。
この事態を受け、スーパー側は「まさか、見えない自転車を乗り回す遊びが流行しているとは想像していなかった。今後の安全対策を検討したい」と困惑の表情でコメント。
専門家は、「見えないものだからこそ、予測が難しく、運転手からは危険な行動に見えない可能性もある。新たな時代の遊び方に対応した、新たな交通ルールの指導が必要になるだろう」と警鐘を鳴らしている。
現場はその後、親御さんが現れ、子どもたちを「エア自転車」に乗って帰るよう促したため、混乱は収束した。しかし、いつどこでまた「エア自転車」が出現するかはわからず、ドライバーたちは今日も戦々恐々としている。
