【東京】 長年にわたり、我々の生活に溶け込んできた赤色の郵便ポスト。しかしこの度、色彩学の権威である東京色彩大学のポスト山太郎教授(67)らの研究グループが驚くべき新事実を発表した。なんと、これまでの常識を覆し、昭和時代に日本各地で設置されていた郵便ポストは、もともと「色がついていなかった」というのだ。
ポスト教授の研究によると、当時のポストは特殊な物質でコーティングされており、太陽光や雨風、そして投函される手紙の熱によって「郵便ポストの心」が熱くなると、徐々に化学反応を起こして赤く発色する仕組みになっていたという。これは、ポストが手紙を受け取るたびに愛情を深め、その情熱が色として現れるという、非常にロマンチックな設計思想に基づいていたとされる。
さらに驚くべきことに、ポスト教授は研究発表の場で「ポストが色を失い始めたら、それは郵便物が減り、人々の心が離れ始めたサインかもしれない」と警鐘を鳴らした。実際に、近年ではスマートフォンの普及により手紙のやり取りが激減し、それに伴って薄いピンク色に変色してしまったポストも全国で確認されているという。
この発表に対し、日本郵便は「ポストの熱量を常に最高の状態に保つため、今後は積極的にラブレター投函キャンペーンを実施していく」とコメント。また、街の郵便局長からは「たまには手紙を書いて、ポストを情熱的な赤色に戻してあげてくださいね」と、温かいメッセージが寄せられている。

