📻 【鬼殺隊ラジオ】特別編:『柱たちの金沢デート大作戦』公開録音

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

コラボ企画

この記事は約 5 分で読めます。

鬼殺隊ラジオ形式で、お送りいたします。

時代設定: 現代パロディではなく、隊士たちがそのままの姿で現代で公開録音をしているという「キメツ学園」的なゆるい時空設定です。

【会場】 金沢駅・鼓門(つづみもん)前 特設ステージ
【出演】

  • 胡蝶しのぶ(メインMC。進行役兼ツッコミ)
  • 甘露寺蜜璃(今回の主役。金沢グルメに夢中)
  • 伊黒小芭内(蜜璃とデートしたいが、邪魔者がいて不機嫌)
  • 冨岡義勇(なぜ呼ばれたか分かっていない。鮭大根があるか気にしている)

オープニング

(SE: 会場の拍手と歓声、三味線のBGM)

しのぶ: 「皆さん、こんにちは。蟲柱の胡蝶しのぶです。本日は『鬼殺隊ラジオ・金沢出張版』にお集まりいただきありがとうございます。今回のテーマはズバリ『金沢デート』。雅(みやび)ですねぇ」

蜜璃: 「きゃーっ! 金沢! 素敵! 素敵ーっ! 街並みがキュンキュンしちゃうわ! みんな来てくれてありがとー!」

伊黒: 「……甘露寺が喜んでいるならそれでいい。だが……(マイクにギリギリ入る小声で)なぜ、俺と甘露寺だけの旅ではない? なぜ他の柱、特に冨岡がいる?」

義勇: 「……俺は、お館様に行けと言われたから来ただけだ」

しのぶ: 「あら冨岡さん、せっかくの旅行なんですから、もう少し楽しそうな顔をしてください。そんなだから『一緒にカニを食べたい柱ランキング』で圏外になるんですよ」

義勇: 「……俺は、嫌われていない。カニも好きだ」

【コーナー1:兼六園で胸キュン? 散策トーク】

しのぶ: 「さて、金沢といえば日本三名園の一つ『兼六園』です。ここをデートするなら、どんなシチュエーションが良いか。実演してみましょうか」

蜜璃: 「はいはいっ! 私やりたい! 伊黒さん、相手役お願いしてもいい?」

伊黒: 「!!(即座に立ち上がる) もちろんだ。……ゴホン。甘露寺、足元が悪い。俺の腕につかまるといい」

蜜璃: 「わあ、伊黒さん頼もしい~! あのね、ことじ灯籠の前で写真撮りたいな!」

伊黒: 「ああ、君の美しさは灯籠など比ではないが……君が望むなら何枚でも撮ろう。さあ、こっちへ……」

(SE: スタスタと歩く足音)

義勇: 「(棒読みで割って入る) ここが、ことじ灯籠か。……足が2本で、琴の柱(じ)に似ているな」

伊黒: 「(ブチ切れ) 冨岡ァ!! 貴様、なぜ今、俺と甘露寺の間に立つ!? 雰囲気というものが読めんのか!」

義勇: 「? ガイドブックに、ここが撮影スポットだと書いてあった」

しのぶ: 「ふふっ、冨岡さん。そこは『空気を読む呼吸』が必要な場面ですよ? まぁ、伊黒さんの顔が面白いので私は止めませんけれど」

【コーナー2:ひがし茶屋街と金箔ソフト】

しのぶ: 「気を取り直して、次は『ひがし茶屋街』です。ここでは食べ歩きデートが定番ですね」

蜜璃: 「待ってましたー! 金箔ソフトクリーム! 見て見て、キラキラしてて可愛い~! いただきまーす! はむっ! ……ん~っ! 美味しい~!!」

伊黒: 「(デレデレ) そうか、美味しいか。甘露寺、口の端にクリームがついているぞ。……取ってやろう」

蜜璃: 「えっ、恥ずかしいわ伊黒さん……///」

伊黒: 「じっとしていろ……(ハンカチを取り出す)」

義勇: 「(真顔で自分のソフトクリームを差し出す) 甘露寺。俺のソフトクリームも、金箔が落ちそうだ。やる」

伊黒: 「……!!(手元の鏑丸がシャーッと威嚇)」

蜜璃: 「えっ、えっ? 冨岡さん、くれるの? ありがとう! でも伊黒さんの手が……」

しのぶ: 「あらあら、冨岡さんったら。伊黒さんが『蛇の呼吸・拾壱ノ型』を出しそうな殺気ですよ? ちなみに金沢は海鮮も有名ですが、冨岡さんは何を食べたいんですか?」

義勇: 「……ブリ大根」

しのぶ: 「そこは鮭じゃないんですね。少し安心しました」

【エンディング:お土産選び】

しのぶ: 「楽しい時間はあっという間ですね。最後に、金沢デートの締めくくりにお土産を選びましょう」

蜜璃: 「私、可愛い『加賀友禅』のハンカチが欲しいな! あと、きんつばと、落雁と、お麩と……!」

伊黒: 「全部買おう。甘露寺、あっちの店にはもっと可愛い和小物があるようだ。……行こう(今度こそ二人きりになろうとする)」

蜜璃: 「うん! 行こう伊黒さん!」

義勇: 「……俺も行く」

伊黒: 「来るな!!! 貴様は一人で海鮮市場へ行ってカニの殻でも剥いていろ!! ネチネチと!!」

義勇: 「……カニは、剥くのが難しい」

しのぶ: 「ふふふ。それでは皆さん、また次の公開録音でお会いしましょう。冨岡さんは私が責任を持って迷子センターに預けておきますので、伊黒さんと蜜璃さんはごゆっくり~」

蜜璃: 「えーっ! 冨岡さん置いていくのかわいそうだよ~! みんなでご飯食べよー!」

伊黒: 「(絶望) ……甘露寺がそう言うなら……チッ」

全員: 「さようならー!」

(SE: 爆笑と拍手、フェードアウト)

おまけ

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