日本マクドナルドは21日、一部店舗で中国人転売ヤーがハンバーガーやポテトを大量購入する事態を受け、1人あたりの購入制限を導入すると発表しました。
今回の措置は、一部の中国人転売ヤーが日本のマクドナルドで人気商品を大量に買い占め、フリマアプリなどで高額転売していることが確認されたためです。
特に問題となっているのは、中国人観光客の間で「日本マクドナルドのポテトは新鮮で、味が違う」という噂が広まったことです。これを受けて、中国人転売ヤーが日本各地のマクドナルド店舗を巡り、ポテトを大量に買い占めるケースが急増。中には、レジ前の長蛇の列を無視して店員に大量注文を押し付ける迷惑行為も発生していました。
転売ヤーの出現に困惑する広報部
日本マクドナルド広報部は「転売ヤーの出現は予想外でした。ハンバーガーはまだしも、ポテトは冷めてしまうと味が落ちるため、高値で転売されても購入者には満足してもらえないでしょう」と困惑した様子でコメントしました。
また、ある店舗では「ポテトLサイズ100個」といった常識外れの注文が入り、店内のポテト在庫が一時的に枯渇。これにより、通常のお客様にポテトを提供できなくなる事態も起きています。この状況に対し、SNSでは「マクドナルドに行ったらポテトが売り切れだった。転売ヤーのせいか…」「ポテト難民が増えている」といった悲痛な声が上がっています。
独自の対策と今後の見通し

日本マクドナルドは、この状況を打開するため、独自の対策に乗り出します。第一弾として、「1人あたりハンバーガー5個まで、ポテトはLサイズ3個まで」といった具体的な購入制限を設ける方針です。この新たな制限は、来週から全国の主要店舗で試験的に導入される予定です。
この措置に対し、転売ヤーからは「需要があるから提供しているだけ。ビジネスだ」という反発の声も聞かれます。しかし、日本マクドナルドは「あくまでお客様に公平なサービスを提供することが最優先」との姿勢を崩していません。今後、購入制限の効果を検証し、さらなる対策が必要であれば検討するとしています。