区民から「ニャー」と喝采の声、区長も「ワレワレハネコデアル」と宣言
江戸川区は2025年10月1日、区議会にて「区内における猫語公用語化条例」を満場一致で可決した。これにより、江戸川区は日本の自治体で初めて、人間の言葉と並行して「猫語（にゃんご）」を公的なコミュニケーション手段として認めることとなる。
この条例は、区内に多数生息する猫たちの「鳴き声が、実は高度な意味を持つコミュニケーション言語である」という、ある著名な動物行動学者の研究発表がきっかけで提案された。条例可決後、多くの区民が「ニャー」「ゴロゴロ」と猫語で喜びを表現。区役所の窓口には、猫の姿をした職員…ではなく、猫の鳴き声に特化したAIを搭載した案内ロボット「にゃんごくん」が設置され、来庁者の猫語での問い合わせに丁寧に対応している。
可決式典で、江戸川区長はマイクの前に立つと、深く一礼し、「ワレワレハネコデアル（我々は猫である）」と力強く宣言。その場の空気は一気に和み、猫語で「シャア（素晴らしい）」と応える区民もいたという。
今後は、区内の学校の授業に「猫語会話」が必修科目として導入されるほか、図書館では猫向けの絵本コーナーが新設され、区報も「猫語版」が順次発行される予定だ。
江戸川区、区内全域に「自動猫じゃらし」を設置へ
猫の運動不足解消と高齢者の癒やし効果に期待、財源は「カツオ節税」で確保
江戸川区は、区内の全公園、広場、商店街の軒先など、およそ3,000箇所に「自動猫じゃらし」を設置することを発表した。これは、区内で増加する「室内飼いの猫」の運動不足解消を目的としたもので、猫が近づくとセンサーが反応し、自動で猫じゃらしが動き出す仕組みだ。
このユニークな取り組みの背景には、高齢者世帯における「猫との触れ合い」が、心身の健康に良い影響を与えるという研究結果がある。区担当者は「猫が元気に遊ぶ姿を見るだけで、高齢者の皆さんの顔がほころび、癒やし効果が期待できる」と語る。
設置費用は、独自に導入した「カツオ節税」で賄われる。区内の鰹節消費量に応じて課税するこのユニークな税制（カツオ課税）は、すでに多くの賛同を得ており、「猫のために喜んで払う」という声が多数寄せられている。
自動猫じゃらしの稼働開始は来月からを予定しており、一部の区民からは「うちの猫が外に出たがらなくなるのでは」という懸念の声も上がっている。
