夢のホームラン量産体制!「ファンサービスの一環」と説明
【西宮】阪神タイガースは24日、来季(2026年シーズン)から本拠地である阪神甲子園球場のラッキーゾーンを復活させると正式に発表しました。
ラッキーゾーンは1947年から1991年まで設置されていましたが、今回約35年ぶりに復活となります。外野フェンスの手前に、高さ2.5メートルほどのフェンスが新たに設けられ、グラウンドの形状自体は変わりませんが、ホームランとなる打球の判定ラインが大幅に手前に移動します。
球団は復活の理由について、「ホームランが増えることで、ファンの皆様に、よりエキサイティングな試合展開を楽しんでいただきたい。これは究極のファンサービスの一環です」と説明しました。特に、近年低迷が続く長距離打者の育成と、相手チームへのプレッシャーを強める狙いがあるとのことです。
ラッキーゾーン効果で年俸交渉にも異変
この発表を受け、早くも球団内では来季の年俸交渉に異変が生じています。ある球団関係者は「ホームランバッターの年俸が軒並み高騰するのは確実。今季ホームランが少なかった選手も、『来季はラッキーゾーン効果で30本確実』と強気の姿勢を見せている」と苦笑いを見せました。
一方で、外野手からは守備範囲が狭くなることへの戸惑いの声も。守備職人として知られる某外野手は、「正直、外野の広さを生かしたプレーが得意だったので、少し残念。でも、ファンが喜んでくれるなら…。打者として、ラッキーゾーンに打ち込む練習をします」とコメントしました。
新ラッキーゾーンは「トラッキーゾーン」に命名
さらに、球団は復活するラッキーゾーンの正式名称を、ファン投票の結果「トラッキーゾーン」に決定したと発表しました。
ラッキーゾーンのフェンス面は、トラッキーとラッキー、キー太の巨大なイラストでラッピングされ、ホームランボールがフェンスに直撃した際には、球場全体にトラッキーの「ラッキー!」という音声が流れる特別な演出も検討されています。

