NTTは2025年、全国の主要駅や商業施設に「ダイヤル式公衆電話」を復活させると発表した。
若者の間で密かに広まっていた「レトロブーム」が追い風となり、SNS上では「逆に新しい」「エモい」と話題沸騰。特に、受話器を耳に当てながらダイヤルを回すという「アナログ体験」が、デジタルに慣れ親しんだ世代に新鮮に映っているようだ。
NTTの担当者は、「Z世代の若者が、スマートフォンの画面をタップするのとは違う、指先で回す感触に魅了されている。公衆電話がコミュニケーションの新たなツールとして見直される日も近い」と期待を込める。
復活を記念し、全国のNTT支店では「ダイヤル回しコンテスト」の開催も決定。最も早く正確にダイヤルを回せる「ダイヤルマスター」の称号を巡って、熱戦が繰り広げられる見込みだ。
この動きを受け、メルカリなどフリマアプリでは、レトロな公衆電話の受話器やダイヤル部品が高値で取引され始めている。