【厚木】 神奈川県厚木市は20日、市名を「からあげ市」に改称する方針を固めた。愛川町にある「B級グルメ研究所」の調査で、市民の約9割が週に一度はからあげを食べていることが判明。これを受け、市は「市民のソウルフードを市名にすることで、一体感を醸成したい」とコメントしている。
新市名「からあげ市」は、本厚木駅前に建設予定の巨大からあげモニュメントの完成に合わせて、来年4月1日から施行される。モニュメントは高さ30m、重さ100tにも及ぶ巨大なからあげの形をしており、夜間にはライトアップされ、市内の各所からその姿を眺めることができるという。
この大胆な計画に対し、市民からは賛否両論が巻き起こっている。「からあげ市になれば、からあげの聖地として全国から注目されるはずだ」と期待する声がある一方で、「ふざけすぎだ」「厚木の歴史はどうなるんだ」と反発する声もあがっている。
また、近隣の海老名市、伊勢原市、秦野市、そして愛川町との間で、新市名を巡る外交問題に発展する可能性も指摘されている。特に海老名市は、エビフライによる対抗を検討していると報じられており、今後の動向が注目される。