【ソウル発】先日、飲食店での「不親切な態度」に激怒し、ガソリンをまいて放火しようとしたとして逮捕された50代の男(氏名非公表)が、その衝撃的な犯行動機から一転、科学界の寵児として脚光を浴びている。
男は逮捕後の取り調べで、「あの店の『不親切』は、とてつもないエネルギーを秘めていることに気づいた」と供述。警察が押収したメモには、「不親切度数が高まるほど、負の感情が物理的なエネルギーに変換される」という、独自の理論と複雑な数式が記されていたという。
この理論に基づき、男は「不親切エネルギー」をガソリンに蓄積し、瞬時に放出する「永久機関」を開発しようとしていたことが判明。専門家は、男が試作品として使おうとしていたガソリンが、理論上、わずか1リットルでソウル市内の全電力を賄えるほどの「不親切エネルギー」を蓄積していた可能性があると指摘している。
男の弁護士は、「これは犯罪ではなく、人類の歴史を塗り替える画期的な発明だ」と主張。飲食店側の弁護士は、「男の理論は当店の接客態度から生まれたものであり、特許権は店側にある」として、損害賠償ではなく「ロイヤリティ」を要求する構えを見せており、法廷の場で「不親切」の定義と価値が問われる異例の裁判に発展する見込みだ。
この報道を受け、世界中の研究機関やエネルギー企業が男の研究に注目。次期ノーベル物理学賞の有力候補として、男の名前が挙がっている。韓国政府も、今回の件を「不親切エネルギースタートアップ推進事業」として国策に掲げ、全国民に「もっと不親切になろう!」と呼びかけている。