📻 【鬼殺隊ラジオ】特別編：『南国宮崎・ときめきデート大作戦！ ～俺は嫌われていない、モアイに似ているだけだ～』

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【出演】

• 甘露寺蜜璃（メインパーソナリティ兼、今回の主役）
• 伊黒小芭内（甘露寺を守るナイト。冨岡への当たりが強い）
• 胡蝶しのぶ（進行役。冨岡をいじるのが楽しみ）
• 冨岡義勇（なぜ呼ばれたか分かっていない。宮崎初心者）

オープニング

(SE：波の音と、南国風の陽気なBGM)

胡蝶： 「みなさん、こんにちは。鬼殺隊ラジオ、今回はスタジオを飛び出して、なんと日本のひなた、宮崎県宮崎市に来ています！ 司会の胡蝶しのぶです」

甘露寺： 「わあぁ～っ！ すごいすごい！ 海がキラキラしてるわ～！ 空気がおいしい～！ 甘露寺蜜璃ですっ♡」

伊黒： 「……甘露寺、あまり身を乗り出すな。危ないぞ。（デレ声）……だが、その笑顔も眩しいな。伊黒だ」

冨岡： 「……冨岡義勇だ。なぜ俺がここにいる」

胡蝶： 「あら、冨岡さん。今回は『甘露寺さんと伊黒さんの愛の宮崎デート』を、私たちが影からこっそり実況する企画ですよ？ 冨岡さんは『デートの邪魔にならない背景役』として連れてきました」

冨岡： 「背景……？ 俺は柱だぞ」

第1コーナー：青島（あおしま）で愛を叫ぶ？

(SE：ザザーン……という波の音)

甘露寺： 「見て見て伊黒さん！ 『鬼の洗濯板』だって！ 岩が洗濯板みたいになってるの！ 名前になんだか親近感湧いちゃうわね！」

伊黒： 「ああ、珍しい奇岩だな。だが甘露寺、君の柔肌の方がよほど……いや、なんでもない。足元に気をつけろ」

胡蝶： 「（小声で実況）さあ、二人は縁結びで有名な青島神社へと向かっています。いい雰囲気ですねえ。……おや？ 冨岡さんが一人でカニを探していますね」

冨岡： 「……（カニを見つめている）」

伊黒： 「おい冨岡。甘露寺の視界に入るな。せっかくの南国の景色が台無しだ」

冨岡： 「俺は……カニを見ているだけだ」

甘露寺： 「あっ！ 冨岡さん、あそこで『天の平皿投げ』やりましょうよ！ お皿を投げて割れたら願いが叶うんですって！」

胡蝶： 「いいですね。では冨岡さん、どうぞ」

冨岡： 「……（本気で投げる）ふんっ！！」

(SE：ヒュンッ！ バリーン！！ 凄まじい破壊音)

甘露寺： 「きゃああっ！ 冨岡さんすごい！ 磐座（いわくら）ごと砕いちゃった！？」

伊黒： 「貴様……神聖な場所で何を呼吸を使っているんだ。破壊活動で通報されたら甘露寺のデートが中止になるだろうが（ネチネチ）」

胡蝶： 「相変わらず空気が読めませんねえ。願い事も『鮭大根が食べたい』とかでしょうし」

第2コーナー：宮崎グルメとマンゴーの誘惑

(SE：レストランのガヤガヤ音)

甘露寺： 「うわあぁ～っ♡ 見てこれ！ チキン南蛮！ タルタルソースがたっぷりで、お肉がジューシーで……いただきまーす！！（パクッ）……おいしぃぃ～～っ！！♡♡」

伊黒： 「（甘露寺を見つめて）そうか、美味いか。それはよかった。……店員、この『冷や汁』と『地鶏の炭火焼き』も追加だ。甘露寺が好きなだけ食わせてやれ」

胡蝶： 「伊黒さん、お財布の紐が緩みっぱなしですね。……さて、冨岡さん。宮崎といえばマンゴーですが」

冨岡： 「うむ。……甘いな」

胡蝶： 「（無視して）甘露寺さん、あちらのお店に『マンゴーソフトクリーム』がありますよ」

甘露寺： 「えっ！ 食べる食べるぅ！ 伊黒さん、はんぶんこしましょう♡」

伊黒： 「は、はんぶんこ……！？（動揺）……あ、ああ。甘露寺がそう言うなら、断る理由はない……」

胡蝶： 「ふふふ、顔が真っ赤ですよ伊黒さん。……あら、冨岡さん。ソフトクリームを口の周りにベタベタつけて、まるで子供ですね」

冨岡： 「……溶けるのが早いんだ。南国だからな」

伊黒： 「……おい冨岡。その汚れた口で甘露寺に近づくなよ。伝染る」

第3コーナー：サンメッセ日南のモアイ像

(SE：風の音と、壮大なBGM)

甘露寺： 「きゃーっ！ モアイ像がいっぱい並んでるぅ～！ 背が高くて素敵～！」

胡蝶： 「ここは海沿いにモアイ像が並ぶ絶景スポットです。実はこのモアイ、一体一体にご利益があるそうですよ」

伊黒： 「フン、ただの石像だろ。……だが、甘露寺が楽しそうだから良しとする」

甘露寺： 「ねえねえ、記念写真撮りましょうよ！ 伊黒さん、一緒にモアイのポーズして！」

伊黒： 「モ、モアイのポーズ……？ 俺が……か？ ……くっ、甘露寺の頼みなら仕方ない。（真顔で直立）」

胡蝶： 「あら？ 奇遇ですね。あそこにもう一体、やけにリアルなモアイ像が……あ、冨岡さんでしたか」

冨岡： 「……俺は海を見ているだけだ」

胡蝶： 「いえ、その無表情と立ち姿、完全にモアイとシンクロしていますよ。並んでください。違和感が仕事をしなくなりますから」

伊黒： 「確かに。貴様、これからは柱を辞めてモアイとしてここに定住したらどうだ？ カラスも止まりやすそうだぞ」

甘露寺： 「もう～っ！ 二人とも冨岡さんをいじめちゃダメよ！ 冨岡さんも一緒にハート作りましょ！ はい、チーズ！♡」

(SE：カシャッ！)

エンディング

胡蝶： 「というわけで、宮崎デート大作戦、いかがでしたか？」

甘露寺： 「すっごく楽しかったぁ～！ 宮崎牛もおいしかったし、人も優しいし、伊黒さんとずっと一緒にいられて幸せだったわ♡ また来たいな！」

伊黒： 「甘露寺が喜んでくれたなら、それが全てだ。……おい冨岡、貴様は帰ったらこの旅費を全額負担しろよ」

冨岡： 「……なぜだ。俺はほとんど喋っていない」

胡蝶： 「それではリスナーの皆さん、また次の公開録音でお会いしましょう。さようなら～」

甘露寺： 「バイバ～イ！ 宮崎大好き～！」

冨岡： 「……（小声で）チキン南蛮は、うまかった」

(SE：エンディングテーマ ～フェードアウト～)

おまけ