最近、SNSを中心に「ラーメンのスープを完飲することは、健康リスクを顧みない命を張った行為である」との声が高まっています。この意見に賛同した都内のIT企業で働く30代の男性社員が、ランチタイムにラーメンのスープをすべて飲み干したところ、翌日の朝礼で「命がけの行為だった」として会社に手当の支給を求め、物議を醸しています。
健康リスクは「危険手当」の対象か
「ラーメンのスープは塩分や油分が多く、飲み干すことは健康を著しく損なう危険な行為。命を削ってまで成し遂げるのだから、これは危険手当として認められるべきだ」と男性社員は訴えています。
この主張に対し、会社側は「あくまで個人の昼食の範疇であり、業務とは関係ない。手当の支給はありえない」と反論。しかし、男性社員は「会社の近くの店で食事をとること自体が業務の一環であり、そこで健康を犠牲にするのであれば、会社は補償すべきだ」と一歩も引きません。
この前代未聞の論争に、社内では「ただの食べすぎだろう」「面白いから支給してあげては?」など、さまざまな意見が飛び交っています。
ラーメン店からも「食べ過ぎ注意」の声明
この騒動を受け、日本ラーメン協会は「健康を考慮し、スープの完飲は推奨していません。あくまでお楽しみとして、無理のない範囲でお召し上がりください」との声明を発表。男性社員の「命を張った行為」という主張に、改めて警鐘を鳴らす形となりました。
議論は全国へ波及
この一件はインターネット上で瞬く間に広がり、全国の会社員の間で「我々も命がけでランチを食べている」「危険手当を要求すべきか?」といった議論が勃発。
中には「激辛ラーメンを完食したら、さらに高額な手当を要求できるのか」といった声も上がっており、企業の福利厚生制度に新たな課題を突きつける事態となっています。