巨大ストローで吸い戻し計画、しかし水がヨーグルト化の危機
「琵琶湖の水、宇宙に流出」という衝撃的なニュースから数週間。滋賀県南おうみ市の「遠心力対策室」は、宇宙に飛び散った琵琶湖の水が地球の衛星軌道上で凍結し、巨大な氷のリングとなって市の上空を周回していると発表しました。この「南おうみリング」は、太陽光を反射して夜空を不自然なほど明るく照らし、市民の安眠を妨げるだけでなく、市内各所の天体観測施設からは「もはや琵琶湖は見えない」との悲鳴が上がっています。
飲み残しの牛乳パックが救世主に?
対策室は、このリングを琵琶湖に戻すべく、「宇宙から水を吸い上げる巨大ストロー計画」を考案。南おうみ市の中学生が考案した「琵琶湖の水を飲んで大きくなろう」というキャッチフレーズのもと、市を挙げてのプロジェクトが始動しました。この計画の鍵となるのは、なんと全国から寄付された「飲み残しの牛乳パック」です。これを再利用して全長100キロメートルにも及ぶ巨大ストローを製作し、市の名産である「ビワコシジミ」の成分を配合した特殊な接着剤で連結する予定です。
「ヨーグルト・レイク」誕生の可能性も

市長は「このストローで琵琶湖の水を吸い戻し、再び美しい湖を取り戻す」と力強く宣言。しかし、この計画には思わぬ落とし穴が指摘されています。一部の専門家からは「飲み残しの牛乳パックには、乳酸菌が残っている可能性があるため、吸い戻した水がヨーグルト化する恐れがある」との指摘も出ています。もし実現すれば、日本最大の湖が、日本最大のヨーグルト湖(ヨーグルト・レイク)となり、新たな観光資源になるのではないかと、市内の観光協会は密かに期待を寄せているようです。
宇宙観光客誘致へ「南おうみリング・カフェ」

また、「南おうみリング」を逆手にとった観光開発も進んでいます。市内の有志が、リングを見上げる絶景スポットに「南おうみリング・カフェ」をオープン。夜空を彩るリングを眺めながら、リングから採取した氷を使った「宇宙かき氷」や、滋賀県名産の鮒ずしを乗せた「宇宙リング寿司」を提供し、全国から観光客を呼び込む計画です。遠心力で飛び出た琵琶湖の水が、思わぬ形で市民の生活を賑わせています。
■「琵琶湖の水、宇宙に放出」情報(オマージュ)
一部報道で衝撃な話題になったニュース(2025.07.26)