巨人、新ルール「判定サブスクリプション」導入へ 月額課金でストライクゾーン拡大

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

エンタメ

この記事は約 3 分で読めます。

 読売ジャイアンツは14日、来季の東京ドーム主催試合において、プロ野球界初となる画期的な新ルール「判定サブスクリプション(定額課金)制度」を導入すると発表した。月額料金を支払うことで、試合中の判定基準がチームに有利な形へ自動調整される仕組みで、球団経営の多角化と勝率向上の一石二鳥を狙う。

 発表によると、この制度はNPB(日本野球機構)の審判部と提携して運用される。球団が月額プランに加入することで、AIによる判定補助システムが「忖度モード」に切り替わるという。

 用意されたプランは3段階。月額1億円の「スタンダードプラン」では、投手のストライクゾーンがボール半個分拡大されるほか、際どいハーフスイングがすべてスイング判定となる。  さらに月額3億円の「プレミアムプラン」では、打者が四球を選んだ際に「四球(フォアボール)」ではなく「五球(ファイブボール)」まで粘らないと出塁できない特別ルールが適用される。

 最上位となる月額5億円の「エンペラープラン」に至っては、相手チームの盗塁時にベース間の距離が自動的に1メートル伸びる「可変式ベース」の使用権や、7回裏の攻撃が無制限に続く「エンドレス・セブンス」の権利も付与されるという。

 記者会見した球団幹部は導入の経緯について、「近年、FA(フリーエージェント)補強だけでは優勝が難しくなっている。選手を補強するのではなく、ルールそのものを補強対象とすることで、より確実な勝利をファンに届けたい」と力説。「これは『金満野球』ではなく、資本主義の原理を取り入れた『スマート野球』だ」と胸を張った。

 この新ルールに対し、他球団からは「野球の根幹を揺るがす暴挙だ」「金で白星を買うのか」といった批判が殺到している。しかし巨人は「このサブスクリプション制度は全球団に開放されている。公平なシステムだ」と反論。  ただし、導入初年度の契約金には「加盟料」として別途100億円が必要となるため、事実上、巨人以外の球団が利用することは不可能な設計となっている。

 来季の開幕戦では、さっそく巨人が「エンペラープラン」を適用する予定。対戦相手の監督が抗議のためにベンチを出た瞬間、新設された「抗議課金」により、さらに追加料金が請求される見通しだ。

タイトルとURLをコピーしました