謝罪会見で「人生の答え合わせがしたい」 渦中の前社長、赤ペン片手に絶叫

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

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 巨額の架空取引や横領などのコンプライアンス違反の疑いが持たれているIT関連企業「ネクスト・ホライズン」の前社長、権田源太郎氏(56)が9日、都内で記者会見を開いた。詰めかけた報道陣から追求が強まる中、権田氏は「不正の追及よりも、私はまず人生そのものの答え合わせがしたい」と発言し、会見場を一時騒然とさせた。

 会見冒頭、深々と頭を下げた権田氏だったが、質疑応答で不正の動機を問われると表情を一変させた。

 「動機? そんなことより、私が選んだ選択肢が『正解』だったのか『不正解』だったのか、誰か模範解答を持っていませんか」

 権田氏は懐から採点用の赤ペンを取り出すと、自身のこれまでの経営判断を「試験問題」に例えて持論を展開し始めた。「例えば問38の『裏金作り』。私はこれを『必要悪』という選択肢でマークしたが、世間はバツだと言う。でも、本当にそうか? 引っかけ問題じゃないのか? 解説冊子を見ないと納得できない」と主張。さらに、「問42の『愛人契約』についても、配点が高すぎる気がする」などと、自身の不祥事をあくまでテストの回答ミスとして処理しようとする姿勢を見せた。

 報道陣から「それは犯罪であり、答え合わせをするまでもなく間違いだ」と指摘されると、権田氏は机を叩いて反論。「それは君たちの配点基準だろう。私が知りたいのは、この『人生という試験』を作成した出題者の意図だ。どこで間違えたのか、部分点はもらえるのか、それをハッキリさせてからじゃないと反省文(始末書)は書けない」と絶叫した。

 会見の終盤、権田氏は「もし今の点数が赤点なら、追試を受けさせてほしい」と懇願したが、同席した顧問弁護士に「人生に追試はありません。あるのは実刑判決だけです」と諭され、がっくりと肩を落とした。

 東京地検特捜部は近く、権田氏に対し、法廷という名の「補習授業」への出席を求める方針だ。

■コンプライアンス違反情報(オマージュ)
先日のある芸能人が「答え合わせがしたい」件の報道とは、無関係です。

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