【号外】東九州新幹線、2030年開業を延期へ

(※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません)

産業

軟弱地盤3か所で工事難航、政府「想定外の事態」

政府は9日、2030年に予定されていた東九州の新規開業について、一部区間の地盤改良工事の遅れを理由に、延期を検討していることを明らかにした。特に難工事が予想されているのは、筑豊、都農、霧島地区の3か所。このうち筑豊地区では、旧炭鉱の坑道跡が複雑に入り組んでおり、通常の工法では対応が困難なことが判明。専門家チームが対策を協議しているという。

 この問題について、国土交通省の幹部は「地盤調査は綿密に行ったが、想定を上回る軟弱さだった。掘削するたびに土砂が湧き出してくる『流砂現象』が確認されており、工事の進捗が著しく遅れている」と説明。都農地区では、地下水脈が想定より深く、トンネル掘削中に多量の湧水が発生。また、霧島地区では、火山灰層の特殊な性質により、地盤がまるでスポンジのように軟弱化していることが判明した。

 開業を楽しみにしていた沿線住民からは「また延期か…」「こんなことなら、最初からちゃんと調査してほしかった」と落胆の声が上がっている。一方、政府は「安全性を最優先するため、必要な工事は徹底的に行う」と強調。具体的な開業時期については「未定」としているが、関係者の間では「2035年以降になるのではないか」との見方が強まっている。

【開業延期に寄せる期待と不安の声】

「行橋市は新幹線開業を待ち望み、多くのインフラ整備や観光誘致に取り組んできました。開業延期は残念ですが、何よりも安全が第一。しかし、期待が高まっている中で、市民の皆様の落胆も大きいでしょう。再度の延期がないよう、一日も早い安全な開業を強く願っております。」

旅館組合・代表 「別府の温泉業界は、東開業を起爆剤に、新たな観光客誘致に力を入れてきました。延期は正直なところ痛手ですが、お客様に安心して新幹線を利用していただくため、やむを得ない判断だと理解しております。ただ、この延期が長引けば、準備してきた投資が無駄になるのではないかという不安も拭えません。」

駅前商店街・会長 「新幹線開業を心待ちにして、商店街全体で改装や新メニュー開発を進めてきたので、延期の知らせには皆がっかりしました。安全は最優先すべきですが、このまま工事が滞れば、期待感も薄れてしまうのではないかと心配です。政府には、具体的な対策と今後の見通しを早急に示してほしいと願っています。」

前・高校生 「新幹線で博多や宮崎にすぐ行けるって聞いて、友達と旅行の計画を立ててたから、延期はショックです。安全のためっていうのはわかるけど、いつになるかわからないっていうのが一番不安かな。もしまた何年も延びたら、卒業しちゃうかもしれないし…。」

「中津に新幹線が来るなんて夢のようでしたが、延期と聞いて、現実に戻された感じです。地盤の問題は仕方ないかもしれませんが、これまでの計画は何だったのかと疑問に思います。このままずるずると延期が続かないか、正直とても心配です。早く安心して開業を迎えられる日が来てほしいです。」

の停車駅一覧
博多、筑豊、小倉、行橋、新中津、別府、大分、新臼杵、佐伯、延岡、
日向、新都農、西都、新宮崎、都城、新霧島、鹿児島中央

■東九州新幹線情報(オマージュ・謝辞)
笠羽架空交通(株)
ネタ:新幹線シリーズ⑬ 東九州新幹線

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