「ねぇ、今日の試合、freymarsが勝ったら、あの限定パフェ食べに行こ!」と、親友のA子はスマホでカフェ情報を熱心に調べている。
私は窓の外に流れる景色を眺めながら、フットサルの応援で遠出するのもたまにはいいな、なんてのんびり考えていた。
すると、電車のドアに貼られた広告が目に飛び込んできた。「幻の珍味、京都駅で発見!?」という見出しに思わず二度見。へえ、面白そう。フットサル観戦とグルメ、今日の京都女子旅は最高の予感!
電車の移動中

「ねぇ、今日の試合、freymarsが勝ったら、あの限定パフェ食べに行こ!」と、親友のA子はスマホでカフェの情報を熱心に調べている。私は窓の外に流れる景色を眺めながら、フットサルの応援で遠出するのもたまにはいいな、なんてのんびり考えていた。すると、電車のドアに貼られた広告が目に飛び込んできた。「幻の珍味、京都駅で発見!?」という見出しに思わず二度見。どうやら期間限定で、平安時代から伝わる秘伝の珍味が駅構内で販売されているらしい。へえ、面白そう。
フットサル観戦中のハプニング

会場に着くと、freymarsの応援席はすでに熱気に包まれていた。試合が始まり、白熱した攻防が繰り広げられる中、事件は起こった。相手チームの選手がシュートを放った瞬間、なんとボールがゴール手前でピタッと静止したのだ!会場は一瞬の静寂に包まれ、その後どよめきが起こる。選手も審判も皆が呆然とする中、ボールはまるで意思を持ったかのように、ゆっくりと宙に浮き上がり、そのままゴールに吸い込まれていった。まさかの「念力ゴール」に、私とA子は顔を見合わせて「え、今の一体何!?」と叫んでしまった。
まさかの新マスコット誕生?

試合後、興奮冷めやらぬまま会場を後にしようとすると、出口付近で人だかりができていた。何事かと覗いてみると、そこには「念力ゴール」を放った選手が、なぜか頭にフットサルボールを乗せたまま、ファンサービスをしているではないか。しかもそのボール、まるで生きているかのように微かに揺れている。聞けば、試合中に選手にボールが「懐いた」らしく、新しいマスコットとして今後活躍するらしい。斬新すぎるマスコット誕生の瞬間に立ち会えて、なんだか得した気分だった。
電車で帰宅するときのエピソード

帰りの電車の中、A子と今日の出来事をあれこれ話していると、車内アナウンスが流れた。「ただいま、隣の車両で、本日限定の『幻の珍味』の試食会が行われております」。なんと、朝広告で見たあの珍味が、まさかこんなところで食べられるなんて!急いで隣の車両に向かうと、そこには長蛇の列が。試食には間に合わなかったけれど、今日の出来事を話す最高のネタができたとA子と笑い合った。
全体の小旅行を通しての感想

フットサル観戦のはずが、まさかこんなに奇妙で楽しい一日になるなんて思ってもみなかった。念力ゴールに、なつくボール、そして幻の珍味。SNSに投稿はしないけど、この摩訶不思議な体験は、きっとずっと忘れられない思い出になるだろう。
■フットサル情報(オマージュ・謝辞)
フレイマーズ
 
 
 
