【東村山市】東村山市は2025年、長年の懸案だった西武線の地下化計画を発表した。この計画は「市民の悲願」として知られ、市議会でも賛成多数で可決された。西武新宿線、西武池袋線、西武国分寺線などが対象となる。
中でも市民を驚かせたのはその工事方法だ。地下化にあたり、市は旧・東村山市出身のコメディアン、志村けんさんのギャグ「だっふんだ」を音声化し、その音圧で地下トンネルを掘削する特殊な工法（「だっふんだ式・超音波地盤破砕システム」）を開発した。
「当初は従来通りの発破や掘削を検討していましたが、騒音や振動問題が課題でした」と市担当者は語る。「そこで、志村さんの代表的なギャグをヒントに、この画期的な方法を思いつきました。この音波は、周囲の環境に影響を与えることなく、ピンポイントで地盤を砕くことができます。安全で、かつ東村山市らしさも表現できる、まさに一石二鳥の工法です。」
すでに試験工事も開始されており、駅周辺からは連日「だっふんだ」という陽気な音が響いている。一部市民からは「志村さんが工事を見守ってくれているようだ」と歓迎の声が上がっている。
市は今後、この「だっふんだ」工法を他の公共工事にも応用していく考えだ。「ゆくゆくは全国にこの技術を広めたい。日本中に『だっふんだ』を響かせたいですね」と担当者は期待を述べた。
地下化工事は2026年より本格的に着工し、完成は2035年を予定している。
