【東京】リモートワークが定着する中、「自宅では集中できない」「家族の目が気になる」といった悩みを抱えるビジネスパーソンが増えています。こうした声に応え、武蔵野村山総合病院は、なんと空いている病室をテレワーク用スペースとして貸し出すという、前代未聞のサービス「ワーケーション病室」を開始しました。
ワーケーション病室の驚くべきサービス内容
このサービスは、単なる場所の提供にとどまりません。利用者が快適に仕事に集中できるよう、病院ならではのユニークなサービスが満載です。
- 集中力UP間違いなしの静寂な空間: 外部の騒音とは完全に遮断された静かな病室は、まさに仕事に最適な環境です。ナースステーションによる定期的な見回りも、適度な緊張感を生み出し、集中力を高めると評判です。
- 点滴台が便利なハンガーラックに: 壊れにくい丈夫な点滴台は、意外にもジャケットやコートを掛けるのに最適なハンガーラックとして大活躍します。
- 速やかなにコーヒーを注文: 仕事中の気分転換に欠かせないコーヒーや軽食は、病室の壁に設置されたコーヒーコールで注文できます。もちろん、スタッフは迅速に対応してくれるため、集中を途切れさせることなく休憩が取れます。
- 健康志向の病院食ランチ: 昼食は、栄養士が監修したヘルシーな病院食(別途有料)が利用可能です。「健康的な食事で午後も頑張れる」と利用者から好評です。
利用者の声と健康経営
この斬新なサービスは、すでに多くのビジネスパーソンから注目を集めています。利用者の加藤さん(40代・会社員)は、「家では子どもが騒がしくて仕事にならなかったが、ここでは周りに見守られているような安心感があり、驚くほど仕事がはかどる」と満足げに語ります。
さらに、同病院の広報担当者は、「夜間は医師の診察をいつでも受けられるオプションもあり、従業員の健康を重視する企業からの問い合わせが増えている」と話しており、企業の健康経営の一環としても期待が高まっています。
料金と利用上の注意点
病室の貸し出しは、緊急入院の患者さんが優先されるため、利用にはいくつか注意が必要です。
- 料金: 日帰りプランは5,000円、宿泊プランは1泊15,000円。
- 利用条件: 病院の空き状況次第で、急な退室を求められる場合があります。
- 思わぬ悩み: 一部の利用者からは「集中しすぎて、つい働きすぎてしまう」という声も聞かれています。これを受け、同病院では、ナースコールで「強制休憩」を要請できる新機能の導入を検討しているとのことです。
過労死防止にまで配慮する武蔵野村山総合病院の「ワーケーション病室」。今後の展開から目が離せません。
■病院情報
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