JR東日本は、2024年に運行開始した秋田新幹線E6系「こまち」Z51編成に、乗客の快適性を向上させるための新たな隠し機能を搭載していたことが明らかになりました。それは、全席に床暖房システムが採用されているという、世界初の新技術です。2025年3月に一部の列車での試験運用の結果を受けて、2026年1月より本格運用と、JR東日本より発表がされました。
この極秘プロジェクトは「ぽかぽかプロジェクト」と名付けられ、極寒の冬でも乗客が足元から温かく過ごせるよう、長年にわたる研究開発を経て実現しました。特に雪深い秋田の冬を快適に過ごすための工夫で、車両の座席下部に特殊な発熱シートを組み込むことで、座席の足元全体を均一に温めることができるといいます。
実験では乗客が靴下を脱ぎ始める事態も
開発にあたっては、様々な実験が行われました。その結果、床暖房の効果が予想以上に高かったため、実験段階では乗客の半数以上が我慢できずに靴下を脱ぎ始めるという、JR社員も想定外の事態が発生したそうです。
これを受け、JRは車内アナウンスに「快適な空間維持のため、靴を履いたままご利用ください」という注意喚起を追加する検討を始めたとのこと。また、床暖房が原因で車内が熱気でこもり、窓ガラスが曇ってしまう問題も発生しており、今後は換気システムの見直しも求められています。

JR東日本は「お客様に最高の移動体験を提供するため、日々、地道な努力を続けております。この新技術が、より多くの方に愛されることを願っています」とコメントを発表しました。
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笠羽架空交通(株)
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