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対象年齢: 日本の法律により、18歳未満(高校生含む)はパチンコ店への入店が禁止されています。
都内のパチンコホール「パーラー無間(むげん)」で13日、人気漫画の剣士になりきり、独自の「呼吸法」と「型」を叫びながら台を攻略する男性が現れた。男性は店内の全台からドル箱を積み上げ、最終的に全ての玉を特殊景品(現金)へと変える「完全換金」を成し遂げた。店側は「あまりに声が大きく迷惑だったが、出玉の勢いが凄すぎて店員も近寄れなかった」と困惑している。
目撃者によると、男性は30代後半とみられる会社員風の男。開店と同時に市松模様の羽織ならぬ「市松模様の法被(はっぴ)」を羽織って入店すると、深く息を吸い込み、「全集中の呼吸、銀玉(ぎんだま)の呼吸!」と高らかに宣言した。
男は海物語や北斗の拳などの人気機種に着席するやいなや、紙幣投入口へ一万円札を入れるタイミングで「壱ノ型・諭吉投入(ゆきちとうにゅう)!」と絶叫。ハンドルを握ると同時に「弐ノ型・右打ち車(みぎうちぐるま)!」と叫び、玉がスタートチャッカーに入賞する瞬間を見計らって「参ノ型・保留変化(ほりゅうへんか)!」と声を張り上げた。
驚くべきことに、男が型を叫ぶたびに確変(確率変動)が継続。リーチ演出がかかるたびに「伍ノ型・魚群(ぎょぐん)の幻!」や「玖ノ型・激熱(げきあつ)の舞!」など、状況に応じた技名を正確なタイミングで連呼した。
その声量と気迫に、周囲の客は一時騒然となったが、男の背後にはまたたく間にドル箱のタワーが建設された。男は一台のドル箱を積み終わると、「継子(つぐこ)への継承!」と叫んで台を移動。店内の全機種を渡り歩き、全ての台で大当りを引くという神業を見せつけた。
最終的に男は、積み上げた全ての出玉を計数機に流し込み、「奥義・煉獄換金(れんごくかんきん)!!」と叫んでレシートを受け取ると、カウンターで特殊景品へ交換。店員に対し「心を燃やせ、財布を潤せ」と言い残し、夕陽に向かって去っていったという。
専門家は「パチンコにおける呼吸法は、興奮を鎮め無駄な投資を抑える効果があるかもしれないが、今回は単にボーナス直後の気の迷いが生んだ奇跡だろう」と分析。なお、翌日も同じ男性が来店し、同様の呼吸法を使ったものの、午前中だけで「悲鳴嶼(ひめじま)さんのような涙」を流しながらATMへ走る姿が確認されている。

