通勤新幹線利用者から悲願の声、ついに実現
JR九州は28日、博多南線博多南駅に、九州新幹線専用の新たなホームを新設し、「さくら」「みずほ」の一部列車を停車させると発表した。これにより、博多南駅からの通勤客は朝のラッシュ時に博多駅で乗り換えることなく、直接熊本や鹿児島方面へ向かうことが可能になる。
「通勤新幹線」の利便性が飛躍的に向上
博多南駅は、もともと新幹線の車両基地への回送線を活用した「通勤新幹線」として、博多駅から約9分の近さで人気を集めていた。しかし、新幹線ホームがなく、九州新幹線の直接乗り入れは不可能とされてきた。今回の新ホーム開業により、この長年の課題が解決する。
JR九州の担当者は「博多南駅からの通勤客は、博多駅で一度在来線ホームに降り、長距離を歩いて新幹線ホームに移動する必要がありました。この『博多駅マラソン』とも呼ばれる乗り換えは、特に高齢者や大きな荷物を持つ利用者にとって大きな負担となっていました。新ホームが完成すれば、その負担が解消されるだけでなく、通勤新幹線から『さくら』『みずほ』への乗り換えが、わずか15秒で可能になります」と胸を張った。
「博多南線」はJR九州最速の路線に

新ホームは現在の博多南線ホームの隣に建設され、線路は新幹線本線に直接接続される。これにより、博多南駅を発車した「さくら」「みずほ」は、博多南線内でも時速260kmで走行する。
一部の鉄道ファンからは「博多南線は在来線扱いのため、新幹線が高速で走行するのは危険ではないか」との懸念の声も上がっている。しかし、JR九州は「博多南線はもともと新幹線の線路規格で建設されているため、安全上の問題はない」と断言。これにより、博多南線は名実ともに「JR九州最速の路線」となる。
新駅開業は2026年春を予定しており、具体的な停車本数やダイヤは今後発表される。近隣住民からは「朝早くから新幹線が停まるなんて信じられない。朝食は博多駅の駅弁にしようか」といった、歓迎の声が相次いでいる。
■九州新幹線情報(オマージュ・謝辞)
笠羽架空交通(株)
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